2011年4月14日木曜日

TortoiseSVNを使ったバージョン管理まとめ

■TortoiseSVNをインストールする

ここからTortoiseSVN本体と、Language Packs(Japanese)をダウンロードします。

TortoiseSVN本体は、設定変更せずに、そのままインストールします。

インストール後、再起動してからLanguage Packs(Japanese)をインストールします。

Language Packs(Japanese)も、設定変更せずに、そのままインストールします。

■TortoiseSVNを日本語化する

インストールが終わったら、日本語化の設定をします。

エクスプローラを開き、右クリックすると、TortoiseSVNのメニューが追加されています。

[ TortoiseSVN ] - [ Settings ] を選択すると、TortoiseSVNの設定ウィンドウが開きます。

General画面のLanguageリストボックスで「日本語」を選択すると、TortoiseSVNが日本語化されます。

■リポジトリを作成する

リポジトリとは、TortoiseSVNでバージョン管理を行うためのデータを保管する場所のことです。

① リポジトリ用フォルダの作成

 まず、プロジェクト用のディレクトリ配下など、適当な場所に空フォルダを作成します。

② フォルダのリポジトリ化

 ①で作成したフォルダを右クリックし、[ TortoiseSVN ] - [ ここにリポジトリを作成 ] を選択します。

 リポジトリ作成に成功すると、フォルダ内にリポジトリ用のデータが格納されます。

■バージョン管理対象フォルダを、リポジトリと連動させる

バージョン管理用の作業フォルダを右クリックし、[ SVNチェックアウト ] を選択します。

チェックアウト画面が開くので、「リポジトリのURL」に先ほどリポジトリ化したディレクトリを入力します。

他の設定は変えずに「OK」ボタンを押すと、ディレクトリ内に、リポジトリと連動するフォルダ(緑色のチェックマーク付き)が作成されます。

■リポジトリにファイルを追加・Commitする

管理したいファイルを、先ほど作成したリポジトリと連動するフォルダ(以下、緑フォルダ)に入れます。

各ファイルには青色のはてなマーク(管理対象外)が付与されるので、ファイルを右クリック [ TortoiseSVN ] - [ 追加 ] を選択します。

青色の+マーク(追加)が付与されると、追加成功です。

さらにリポジトリでバージョン管理するには、Commitが必要です。

青色の+マークが付与されているファイルを右クリックし、[ SVNコミット ] を選択します。

緑色のチェックマーク(通常)が付与されると、Commit成功です。

■リポジトリからファイルを取得(Check Out)する

取得したファイルを保存したいフォルダを右クリックし、[ SVNチェックアウト ] を選択します。

リポジトリを選択し、「OK」ボタンを押すと、ファイルが取得できます。

■最新のリビジョンと同期(Update)する

同期したいフォルダを選択し、[ SVN更新 ] を選択します。

編集中のファイルを除いたファイルが、最新のリビジョンと同期されます。

■編集中のファイルをリポジトリのバージョンに戻す

編集中のファイルを右クリック [ TortoiseSVN ] - [ 元に戻す ] を選択します。

■編集ファイルをロックする

TortoiseSVNはVSS等と異なり、デフォルトの設定では、他ユーザが編集中のファイルであってもロックされません。

この設定では、ファイル編集の競合が発生しやすいため、configファイルを編集して、強制ロックさせることもできます。

<編集ファイルの位置>
C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\Subversion\config

<編集内容>
・「enable-auto-props = yes 」のコメントを外す

・[auto-props]セクションに「* = svn:needs-lock=true」を追記する。

ファイルを編集する場合には、[ SVNロックを取得 ] を選択し、ロックを取得します。

編集が終わったら、通常と同様に、[ SVNコミット ] を選択してファイルをコミットします。